今回のテーマ「目的を考える」
今回のテーマは目的を考える。
人の行動には、物理的な理由だけでなく、目的があります。
普段の行動について目的を意識することはすくないですが、朝食を食べるのも「今日を元気に過ごすため」という目的があります。
目的はいつもポジティブ
「僕は幸せになるために生まれてきたんだ」
鬼滅の刃で時透くんも言っていたセリフ。
ちょっと理解できない行動をするあの人も「その人の考える幸せ」を求めて日々生きているのです。
自分の価値観や経験からすると、疑問に感じても、その人のなかでは行動の目的は常にポジティブなのです。
たとえば昭和のお父さん(自分の父です)
残業を沢山して、帰りは深夜。土日もゴルフに出かけて、会うのはゴルフから帰ってきてお土産をもらう時くらい・・・
今の私からすると、ちょっとどうなのか?家族との時間なさすぎなんじゃ?と思いますが、
「残業もして、週末も接待などして、出世して、稼ぐことが家族の幸せ。家族を幸せにするのが自分の幸せ」
と考えていたのであれば、すべては幸せのために行動している。行動の目的は「家族が幸せ・自分が幸せ」とポジティブなのです。
もちろん、他人の行動の目的は、本人に聴かないとわからないこともあります。
ポジティブな目的が行動する原動力となっていると思うと、自分には理解しがたい行動にも寛容になれます。
世界が優しく見えてきませんか?
子どもの行動で考える
子どもの行動も同じで、行動には必ず目的があります。
赤ちゃん返りがわかりやすい例です。
下の子が産まれた時、今まで自分だけに注目してもらっていた上の子は、産まれた下の子(赤ちゃん)に一気に注目を奪われてします。
親の注目を取り返すために、様々なことをしている状態が赤ちゃん返りです。
そのため「上の子を優先しよう」とよく言われます。わかりやすく言うと、「上の子に注目しよう」がしっくりくるはず。
注目を得るために、わざと行動している上の子。
普段通りに過ごすことで、そもそもの目的である「親からの注目」を得ることができれば、わざわざ違う行動をとる必要がなくなります。上の子は物理的な面倒をみてもらうことを欲しているとしても、その目的は親の注目を得ることなのです。
親からの注目がほしいという目的はポジティブなもの✨
その気持ちを大切にしようということからの「上の子を優先しよう」なのです。
目的を理解した上であれば、親子双方にとって、よいよい形でその目的を叶えられるように相談する、こちらからの働きかけを変えるなどアプローチするとよい関係が築けます。
目的を知るために
目的を知るために大事なのは、「聴くこと」
聴くことについてはこちらでも【開催報告】オンライン勇気づけ勉強会を開催しました
自分の主観で聴くのではなく、相手に興味関心を持って聴く。
相手が何に関心をもっているのか。
どう感じているのか。
実際の言葉のやり取りだけでなく、関心をもって見ることも含まれるでしょう。
聴き上手になると、相手のポジティブな目的が理解しやすくなる。
そうすると、相手の行動に寛容になれる。
そして、違う行動をしてほしい時も、相手の目的を考えながら伝えることができる。
自分の気持ちを尊重された相手も、こちらの意見に耳を傾けてくれやすくなったり、気持ちをもっと話してくれる。
という良い循環がうまれます。
もちろん!いつも上手くいくとは限らないし、こちらの意見を聴いてくれないかもしれません。
ひとつの方法として、「目的を考える」と人間関係で自分が穏やかに過ごせるということを知っていただけたらいいなと思います。

自分自身にも!
自分自身の行動についても「目的を考える」おすすめです。
ついつい、やってしまうこと。
ついつい怒っちゃう。
全部目的があるのです。
ついついやってしまう→楽しい、快感だったり、癒される。
ついつい怒っちゃう→怒って言う事きかせるのが楽。大きな声だすとすっきりする。
などなど。
少し目的を考えてみると、さらに「なんのためにそうしているの?」を考えられます。
例えば、「癒される」が目的なら
なぜ癒されたいのか?→疲れている→何に疲れているのか?・・・・
と繰り返すことで、自分が問題だと思っている事柄のおおもとに近づけます。
人の行動は物理的な原因だけが理由ではありません。
自分自身の内側に問いかける必要があります。
なにか自分自身で課題に思うことがある時にお試しください☆
勇気づけ勉強会は毎月開催予定ですのでご興味ある方はご連絡ください♫
コメント
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